宮内歯科医院ブログ 院長の独り言

院長プロフィール

院長 宮内昭穂

院長 宮内昭穂

1954年 宮城県生まれ
1972年 仙台二高卒業
1980年 東京医科歯科大学卒業
1983年 宮内歯科医院開業

「私たちの仕事の目的は患者さんに喜んでもらうこと。
治療は手段」をモットーに痛くない歯の治療と、信頼関係を何よりも大切にしています。

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仕事の真の目的は?

仕事の真の目的は?  「私達の仕事の目的は、患者さんに喜んでもらうこと。治療は手段の一つ。」と、ずーっと言って来ましたが、最近、患者さんに喜んでもらうことも、実は手段で、本当の目的は、別にあることに気付きました。患者さんに喜んでもらうと、頂き物をしたり、患者さんを紹介してもらえたりと、いいことがあります。更に、いいことがあります。それは仕事が楽しくなることです。これが本当の目的かなと思います。患者さんに「ありがとうございました」と言っていただけると、本当に嬉しくなりますし、大変さも忘れられますし、これからも頑張ろうという気持ちになり、働くことが楽しくなります。

これは仕事だけではなく、家庭、人生においても同じかなと思います。子供、妻、夫に喜んでもらいたい、喜んでもらうために何かをしようという気持ちがあるうちは、仲良く、楽しい家庭でいられると思います。そういう気持ちが起きなくなったら・・・。人生においても、「与えたものが受け取るもの」という言葉もありますが、周りの人に喜ばれるように心掛けていけば、いいこともあるし、楽しい人生になるのではと思います。

些細なことでもいい、勇気を出して、人に喜んでもらうことにチャレンジしよう!もっと人生、楽しくなるかも、自分が好きになるかも。

今年の 1 回目の院内研修会で、そんな話をしました。その時のレジメを掲載します。参考になれば嬉しいです。

 

 確定申告、義父の介護で忙しい妻のために、好きな炊事をしているメタボぎみの歯医者の独り言でした。                         

 

<院 内 研 修 会>  H21.1.13

 

◎ 幸せとは? 何を幸せと感じるか人により違う。同じことでも人により違う。 どうしたら幸せになれる?

◎ 幸せは外の条件で決まるのではなく、自分の ( 頭でもなく ) が決める。自分は誤魔化せない。自分がどんな人間であるか、つまり、どんなことに喜怒哀楽を感じ、どんな言動をする人間か、見つめてみましょう。勇気を出して、自分 ( の心 ) に素直になりましょう。

社会は自分を映す鏡 」・・・ 何かに腹が立ったら、自分はそんなことに

腹を立てる人間だということ

 

1.なんのために働いている。仕事の目的、そして喜びは?

( ア ) お金

( イ ) レベルアップ(専門的知識・技術、人間として)

( ウ ) 人の役に立つ・喜んでもらうこと

 

スタッフが何を目的にして働いているかで、会社は違ってくる。

患者さん・同僚に喜んでもらうことに喜びを感じるスタッフであってほしい。

 考え方・行動・判断の基準は「患者さん・同僚に喜んでもらうこと」

 

2.「私たちの仕事の目的は、患者さんに喜んでもらうこと。治療は手段のひとつ。 実は

患者さんに喜んでもらうことも手段。本当の目的は?」

 

患者さんに喜んでもらうと ・・・頂き物が多くなる。患者さんが増えて給料が上がる。 働くことが楽しくなる。

 

仕事だけではなく、家庭、人生も同じ。家族に、他人に喜んでもらうように心掛けていけば、人生楽しくなる、幸せになれる。

 

欠点、嫌いなところを直すことより、自分のできるボランテイア ( 人に喜んでもらうこと ) を心掛けよう!そうすれば、自然に、次第に直るし、自分が好きになります。

 

人に喜んでもらうボランテイアをしよう!「与えるものが受け取るもの」

1.ボランテイア活動(募金活動、清掃活動など)

2.親切 ex.「指1本のボランテイア」=車いすにためにエレベーターのボタンを押す

3.言葉 「ありがとう」「嬉しい」「楽しい」「大好き」

4.笑顔

5.謙虚、感謝、赦す、怒らない、忘れる、受け止める、尊重

6.祈ること

まなざし

まなざし今でも世界のあちこちで戦争やテロが起き、多くの人々や子供たちが犠牲になっています。一見平和そうに見える日本でも、いじめ、殺人、通り魔事件、そして、年間3万人以上(未遂は30万人)の人が自ら命を絶っています。

医療人の前に、一人の人間として心が痛みます。 競争社会の中で、裁かれ、責められ、自分を守るために鎧を身に着け、自分を守ることに精一杯で、周りの優しさにも気が付けず、ましてや、他の人に優しくすることなど出来ないでいるのだと思います。

 

イソップ物語に、旅人のコートを脱がせる競争をする"北風と太陽"の話がありますが、武器を捨て、鎧を脱がせられるのは、北風ではなく、太陽です。太陽のような温かさと優しい"まなざし"が増えたら、私たちの"いのち"は身を守るために身に着けた鎧を脱ぎ、本来の姿を取り戻し、生き生きと輝きだすと信じています。 "嘘つきは泥棒の始まり"と言われますが、素直な子供がどうして嘘をつくようになるのでしょうか。

 

多くは怒られるから、怒られないように嘘をつくのだと思います。「行動は環境の産物」という言葉があります。怒られなければ嘘をつく必要はないのです。歯医者が怖いのにも、過去に痛い思いをしたという理由があります。

児童虐待するお母さんの多くは、自分も虐待を受けていたり、十分な親の愛情を受けられなかったそうです。  

 

人を傷つけたり、悪口を言ったり、悪いことをしてしまったら、良心があるかぎり、誰でも悪かったと思い、後悔したり、自分を責めたりしています。確かに、素直に自分の非を認めない人、謝らない人もいますが、行動に表れなくても、素直になれない理由があるのであり、心の中では、同じように思っているのではないでしょうか。

何事にも理由があります。表面だけで判断するのではなく、その理由や事情を思いやり、赦し、信じて、待つ、温かさと優しいまなざしを持ちたいと思っています。

そして、世間の、一人ひとりのまなざしが優しいまなざしになってくれたら、悲しい出来事も減り、楽しく、幸せな子育て、人生、社会になると思っています

"まなざしが変われば、子育てが変わる、人生が変わる、社会が変わる"

許すということ

許すということ私も今まで、傷ついたり、迷惑を被ったりしてきましたが、それ以上に、自分で認識しているだけでも、たくさんの人を傷つけ、迷惑を掛けてきました。

自分で気付かないものも多くあると思います。そもそも人間、他に迷惑を掛けないで生きていくのは不可能です。自然の中で、すべてを自給自足をしている人でも、"いのち"を食べ、自然に迷惑をかけ、生きているのです。

 

ましてや、人間社会で人と関わり合いながら、生きていくには、傷つけてしまったり、迷惑を掛けることは避けられません。であれば、責め合って、憎しみ合って、生きていくより、迷惑を掛け合って、赦し合って、助け合って生きていく方が幸せになれるのではないかと思います。

 

若い時、(今も気持は若いつもり?ですが)短気で、怒りっぽい自分が嫌いでした。できるだけ、腹を立てないようにしようと心掛けてきました。

スタッフがミスをしたり、患者さんが治療に遅れてきたり、キャンセルがあると、若い時分は、すぐ腹を立てました。(今でも少々腹が・・・) 自分を振り返ってみると、自分もミスをするし、遅刻したり、休んで約束を守れないことがあったりします。

 

誰だってミスをするし、何か事情があったんだろうな、お互い様だな、と考えられるようになってから、そして、他にも、怒りについて、いろんなことを学び、経験してからは、だいぶ、赦せる?ようになってきました。

 

頭で赦そうと思っても、感情は別です。まだまだ、怒りまではいかなくても、不平・不満を感じ、いらいらしたり、愚痴が出るときがあります。でも、そんな自分を責めずに、嫌わず、自分がどこまで赦せるか、優しくなれるか、楽しみたいと思います。 "ゆるし"についての言葉をご紹介します。

 

☆<ゆるしのない世界> ・相手から与えられた痛みをいつまでも思い出し続ける ・恨みを抱き続ける ・過去に縛りつけられ続ける ・復讐する

☆ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、「自分を自由にする手段」であり、過去や感情に縛りつけられていた自分を解放することができる。

 

☆ゆるしは忘れることではない。

☆ゆるしは、感情や心の痛みを否定することではない。

☆ゆるしは、意志でできるものではない、命令されてできるものではない。

☆ゆるしは、相手の責任を追及しないということではないし、自分の権利を放棄するものでもない。

☆怒りは力ではなく、弱さのしるし。寛容や忍耐は弱さのしるしではなく、強さのしるし。

☆怒りと憎しみこそが、私たちの本当の敵。怒りが10分間続くなら、8分に減らそう。5分、2分、そして、ゼロの状態まで。そうやって心を鍛えよう。

☆怒りや憎しみで問題は解決できない。解決できるのは、思いやりと真の優しさによるゆるし。

☆「一瞬だけ幸福になりたいのなら、復讐しなさい。永遠に幸福になりたいのなら、ゆるしなさい。」

 ※アンリ・ラコルデール

感謝

感謝

感謝は一番大切なことであり、今の私の一番の課題でもあります。それが当たり前のことと思っていたり、誰の助けも借りず、自分一人の力で生きていると思っていると、なかなか感謝の気持は起きてきません。

 

よく考えてみれば、空気、水、太陽など、自然のお蔭で、自分がこうして生きていられるのであり、また、生み、育ててくれた両親あってのことであり、周りの人たちの支えがあってのことです。

 

頭では分かっているのですが、理屈で感謝の気持ちが起きるものではありません。

今まで気付かなかった周りのやさしさに気付いたり、どん底に落ちて初めて、感謝の気持ちが湧いてくるのかもしれません。

感謝の気持ちが強くなればなるほど、愚痴や不平・不満もなくなり、もっと謙虚に、もっと優しく、そして、もっと幸せになれるのかもしれません。

更に、「世の中に無駄なものはない。無駄と思うのは、自分がそこから、学べていないだけ」。

失敗や病気や、いらいらさせられる人からも学べます。それらにも"ありがとう"感謝できるようになれたらいいですね。

 

今、私はまだまだ、小さな声でしか、天国の親に「産んでくれてありがとう!」と言えませんが、もっと大きな声で言えるようになりたいですね。

周りの人、日常の些細なことにも「ありがとう」と言えるようになりたいですね


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